Tuesday, November 15, 2011

私を叱らないで

私を叱らないで

 ~脳科学で認知症ケアが変わる~

厚労省の推計で208万人(22年時点)とされていた認知症の人が想定以上に増えていることがわかってきた。治療薬の開発が停滞するなか注目されているのが、認知症の人に対する「接し方」の研究だ。最先端の脳画像検査でわかったのは言語能力が落ちる認知症でも「相手の表情を読み取る能力は大きくは損なわれない」という事実。ついついやり過ぎる指示や注意も、その「内容」は伝わらず「怖い表情」だけが伝わりストレスになるというのだ。こうした接し方を変えただけで徘徊や暴言などの「問題行動」が大幅に軽減されるという臨床例も報告されている。もはや誰もが直面する社会全体の課題となった認知症。その「今すぐできる対策」の最前線に迫る。
出演者

山口 晴保さん(群馬大学医学部教授)

 
出演者の発言

山口 晴保さん(群馬大学医学部教授)

【スタジオ1】

●高齢者の方々が叱られたときの心もようは

>>認知症になると、まず一番に記憶が悪くなってきます。そうすると、自分のこれまでの生活をだんだん記憶の中から失っていってしまいます。そして自分がだんだん、壊れていくんじゃないのかなという不安感を持つようになりますね。それから日々の生活でいろいろ失敗をするようになって、それもまた不安の一因になっていきます。そして、先ほどのビデオにもありましたように、不安とか寂しさがだんだん積もっていくというような状態になってしまいます。


●認知症の老人と家族とのすれ違い

>>認知症が進むにつれて、自分の認知機能がどれだけ落ちていくのかということの正確な把握、自己洞察力といわれるものなんですけれども、こういうものがだんだん低下してきてしまいます。ですから、自分がどういうことができて、どういうことができないのかということが、だんだん分からなくなってしまう状態になっていくわけですね。それがそのずれの背景にあると思います。ご本人はできてると思っているのに、ご家族はできないと思っている。そうすると、ついつい家族は叱っているつもりはないんですけども、ご本人はそれを叱られているというふうに受け止めてしまう。それがまた不安をさらに強めるという悪循環に陥ってしまうと思います。先ほどのビデオにもありましたように、それが積もっていくと、場合によっては、暴力だとか、暴言に結びついていってしまうということになると思うんですね。まじめな家族ほど一生懸命よくしようと思って、叱ったりしてしまうんですけども、ご本人は失敗したという、その出来事は全然記憶に残らないで、叱られたという感情の記憶だけが残ってしまう。それがまたいろいろな失敗につながっていくんだと思います。


【スタジオ2】

●表情能力を鍛えるリハビリの効果は

>>できないことではなくて、先ほどのテストでできた項目、そういうものをやっていくという、その方針はとてもすばらしいと思います。まずは認知症の方のいろいろな言動を否定しないというのは、先ほどのビデオに出てきたとおりだと思うんですね。そのほかに、今も楽しい雰囲気でリハビリをやっていたと思うんですけども、褒めながら、上手にコミュニケーションを取りながら、やっていくということが大切です。人間、褒められるとうれしくて、やる気が出てきます。それから、役割を持つということもとても大切なんですね。それが生きがいにつながっていきます。例えば日常生活の中でも、簡単なことで、食事の用意でしたら、例えば箸をそろえるとかですね、簡単なこと。男性だったら、いただきますという掛け声をかけていただくと。そういった簡単なことでも、それを家族が、やはりお父さんがいるからみんな、こうやって楽しくごはん食べられるねとか、感謝のことばを伝える、そういうささいなひと言でも、認知症の方にとっては、それが自信につながったり、褒められてうれしいということにつながっていくと思います。


●認知症の症状は緩和するか

>>症状の根底には、やっぱり不安だとか喪失感があるわけですね。ですから、そこにアプローチをしていく。つまり、認知症の人も日々の生活の中で、役割を持って、褒められたりして、そして自信を取り戻していく、そういうことが生活の安定につながっていくと思います。認知症と診断されなくても年を取るということ自体が、だんだんと喪失感が生まれてくる、その不安を持ったり、孤独になっていく過程ですので、早い時期から認知症あるなしにかかわらず、その人が大切というメッセージを伝えるような関わり方をしていくことがよい結果を生むと思います。


●叱らない介護の重要性

>>それが先ほどのビデオにもありましたように、できないことをついつい叱ってしまうという、そのことになるんですけれども、ちょっと視点を変えて、できないなりにもその人ができることっていうのもあるわけですよね。そこに気付いて、それを褒める。褒めると実は、褒めた人もうれしくなるんですね。人間、褒めるととてもよい気持ちになります。それが介護負担を減らすということにも結びついていくと思うんですね。つらい介護かもしれないですけども、つらいと思わないで、大変な介護の中に楽しみを見つけるような、そういうふうな取り組みを是非していただきたいと思います

http://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&sqi=2&ved=0CFMQFjAC&url=http%3A%2F%2Fwww.healthcaregrp.com%2Fpdf%2FBehavioral%2520and%2520Psychological%2520Symptoms%2520of%2520Dementia%2520-%2520Dr.%2520Ibraheem.pdf&ei=6GfCTpLhN8H50gHI4NSLDw&usg=AFQjCNFmb7FURonc8GYbngQ7PXYMBYs3lw 


http://www.nhk.or.jp/heart-net/topics/qa_002_4.html
物もられ妄想

追い詰める

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